アンラッキー・デイズ(18:00-20:30・小松彩夏、モロ師岡他・青山円形劇場)

最後なんでほぼ満員でした。まあ男女比は圧倒的に女性多数でしたが。まあイガラシと支店長との間が更にボロボロで、次のノムラが突っ込むしかない状況でしたが。全体的にちょっと芝居が荒かったような気はします。
千秋楽ということで追加の挨拶がありました。演出家も含めて、コメント付きで登場。Aブロックが正面ということで、Aブロックの前にメインキャストが。Aブロックの前の方でしたので、最後の最後で感激したこまっちゃんが涙ぐんでいるのをベストポジションで見れました。それが一番ラッキーだったかと。

ストーリに関しては、ちょっと詰め込みすぎかなあと。簡単に言えば「雨の日は雨の日なりに楽しいことを探しましょう」という某アニメのTV版最終話のような話かと。これに2.5h使うのは長いなあと。致命的に感じるのがミキにとっての、最終的に幸せの形を提示しきれていないのがちょっと。結論を出さない出ないのはいいのですが、最後にミキがサナダとで「いっか」ということになるのは何の暗喩なのか。ここが微妙なんで幸せの形がはっきりしていないような気がします。
追記)パンフレットで確認しましたが、アヤは前公演にはなかった役なのね。だとすると時間が長くなるのは仕方ないかと

あと小松彩夏の演技が他の人とちょっと違うのがあるかも。下手とかいうことでなく、異質という感じで。他の人と微妙に溶け合っていないような。普通な演技をしているとは思うのですが、たぶんコメディ調のストーリの中でシリアスでもなくコメディにもなりきれていないと。これが意図的なキャスティングであれば、もう少し醒めたミキにする方が良かったような。
円形劇場ということでキャストがセットを変換していくのはともかく、コアな部分のストーリをスクリーンと併用するのはどうかなと。結果として焦点がボケてくるような気がします。

しかしパンフレット売り切れというのも(笑)